「股関節が痛む…」「将来、歩けなくなったらどうしよう…」と不安になっていませんか?
関節の軟骨がすり減って変形し、強い痛みを引き起こす「変形性股関節症」。症状が進むと人工股関節の手術が必要になることもある恐ろしい疾患ですが、実は圧倒的に女性に多く発症することが分かっています。
今回は、女性が股関節を痛めやすい構造上の原因と、今日からできる日常の予防策・簡単トレーニングをご紹介します!
女性に「変形性股関節症」が多い構造的理由
なぜ男性よりも女性の方が股関節トラブルを起こしやすいのでしょうか?最大の理由は**骨盤の広さ(骨格構造)**にあります。
股関節への負担が大きい
女性は出産に適した骨盤の作りをしているため、男性よりも骨盤が横に広く設計されています。そのため、股関節から体の中心までの距離が長くなり、歩行時や立ち上がり時に股関節へかかるメカニカルストレス(負荷)が男性よりも大きくなってしまいます。
股関節が「内旋(内ねじれ)」しやすい
骨盤の広さゆえに、女性の股関節は内側に捻れやすい(内旋する)構造的特徴があります。
股関節が過度に内旋した状態が続くと、関節の本来の位置(軸)から骨が逸脱し、特定の部位に集中して強い負荷がかかり続けます。これが軟骨の磨耗を早め、変形性股関節症へと進行してしまうのです。
さらに、内旋の癖がつくと「外旋(外に捻る)するための筋肉」が衰えてしまい、筋力のアンバランスが生まれることで、ますます症状が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
今日から見直す!股関節の負担を減らすNG習慣3選
予防の第一歩は、普段の生活で「股関節を内に捻る癖」を減らすことです。以下の習慣に心当たりがある方は、今すぐ見直しましょう!
1. アヒル座り(ペタンコ座り・割座)を避ける
股関節を過度に内旋させる代表的な座り方です。正座や椅子に座る姿勢に切り替えましょう。
2. うつ伏せ寝をやめる
うつ伏せで寝ると腰が反りやすくなり、連動して股関節が内側に捻れてしまいます。横向き(膝の間にクッションを挟む)や仰向けで寝るのがおすすめです。
3. 片足立ち(休めの姿勢)をしない
立ち仕事や信号待ちで片足に体重を乗せ切ると、骨盤が歪み、軸足の股関節に過度な負担がかかります。両足に均等に体重をのせましょう。
股関節の痛みを予防する「クラムシェル」トレーニング
日常の癖を改善すると同時に、衰えやすい**「股関節を外に捻る筋肉(外旋筋群)」**を鍛えることが重要です。自宅で簡単にできる「クラムシェル」に取り組みましょう!
クラムシェルのやり方
1. 横向きに寝て、両膝を重ねたまま「くの字(約90度)」に曲げます。
2. かかと同士をつけたまま、上の膝だけを貝殻が開くようにゆっくり外へ開きます。
3. 股関節の外側・お尻の奥がキュッと収縮するのを感じながら、ゆっくり元の位置に戻します。
4. 左右各15〜20回 × 2〜3セットを目安に行いましょう。
※骨盤が後ろに倒れないように固定して行うのがポイントです!
まとめ
女性の股関節トラブルは、骨盤の構造が大きく関係しています。しかし、**「日常の姿勢(内旋癖)の見直し」と「外旋筋のトレーニング」**をセットで行うことで、将来の変形性股関節症のリスクを大きく下げることができます。
「ちょっと股関節が引っかかるな」「お尻の横がダルいな」と感じたら、ぜひ今日からクラムシェルを試してみてくださいね!

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